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気持ちを伝えるには役割を果たしてくれた

だいぶ前のことなのですが、職場の上司のお母様が亡くなられた時、お葬式には出られなかったので、同僚と一緒に電報を送ることにしたのですが、その際電報と一緒にお供えのお花を届けてもらおうということになりました。たしか5000円くらいでお願いしたと思います。

 

当時は今のようにネットショッピングなどは普及しておらず、すべて電話で注文したので、どのような種類のお花がどれくらいのボリュームで届けられたのか、具体的なことはわからなかったのですが、後日その上司からこのように言われました。

 

「みんなありがとう。とてもきれいな花かごだったよ。おふくろは花が好きだったから、枕元に置かせてもらったよ。」

 

おそらくそんなに大きな花かごではなかったと思うのですが、この言葉を聞いたとき逆にそれが良かったのかもしれないと思いました。大きな花かごや花輪であったら、枕元に飾ることはできなかったでしょう。お母様のお顔近くに置かれ、良い香りを漂わせてご遺族の皆様の心を慰めることができたのならば幸いです。

 

みんなで少しずつのお金を出し合って買った花は、小さくささやかなものであったと思いますが、それでも気持ちを伝えるにはとても大きな役割を果たしてくれたように思います。